朝まで | 1.2.3

朝まで

あれからまだ、5年やそこらしかたってないのに

朝まで喋り倒して、変に高揚して、
明け方に一人カメラを持って家を飛び出して、
白い息を吐きながら、フィルム何本分も写真を撮ったこと。

私は変わってしまったのか。
自分の大切な部分を、気持ちいいことを、本質を、
無くしそうになっているのか。

やっぱり単純に、見えないものを見たいと思うし、
それに気づきたいと思うし、
だって、私はそれにきゅんとする訳だし。
そこれこそが私だし。

途切れながらでも、続けて行きたい。
少しずつだけど、近づきたい。
5年前の私はでっかいことばっかり言っていて、
我ながら良く言ったなぁと思ったりもするが、
少なくともあの頃の私は、それを言う権利があったと思うよ。
ずっとずっと、色を重ねながら、待っていたと思うよ。

何だかさ、やっぱり何にも諦めたくないし、
大人になって、自由にならないと、意味ないし。

自分のことをもっと知りたいし、
どんどん変わらせてあげたいし、
でも大事なものはちゃんと残していかないとって思うし、
私は私のことを幸せにしてあげたいって思ってる。

本当は、初めて気づいたけど、
私は、あの時のことを後悔しているのかも。
出来れば、あの頃に戻ってやり直したいって思ってるのかも。
あの時の判断が、こんな風になるとは思ってなかった。

なんて、ずっと思ってるのはイヤなので、
変えるのは過去じゃなくて未来やしね。

もう…戻れないんだよな~。
現実の世界にコマンド+Zはないものね。

少なくとも、いつもどの瞬間も、成長してるって思いたい。