書き掛けです【改訂】 | 1.2.3

書き掛けです【改訂】

東京に引越してきて3年半。

今年の4月くらいに、やっと、東京も好きだなって思えるようになった。

それまでの私は京都に未練ありありで、
学生時代を一緒に過ごした友達や、
バイトで知り合った本当に大好きな人、
それから大好きな、小さな小さな街。

なんで、そこから離れなくちゃいけなかったんだろうって、思ったりもした。

恋人が東京にいて、だから私はこっちに来たんだけど、
そうしたら、もし恋人がいなくなってしまったら、私はどうするんだろう
って。

もしそうなれば、京都に帰ろうって、ずっと思ってた。

京都に帰ったら、あの頃の友達がいて、
毎日誰かが遊んでくれて、好き放題な自分を許してくれて、
本当に、あの頃に戻れるって、思ってた。

でも、今年の3月に仕事をやめて、大阪の友達の家に居候してた時、
京都の時に仲の良かった友達に会って、
その子と知り合った時期、私は派遣とバイトを掛け持ちしてて、
その子とはバイト先が一緒で、シフトがかぶることが多くて、
それから好きな映画の傾向が一緒だったから、
何だかんだで毎日一緒に遊んでる時期があって、

私が引越すときも、突然前日の夜中にうちにやってきて、
もう淋しくなってしまった部屋でぽつぽつ話をしたり。
お見送りにも来てくれて、号泣する私の頭をなでてくれたり。

多分、その時言ってくれた言葉がずっと忘れられなかった。
だからずっと、私の居場所は京都にあるんじゃないかって、思ってた。
帰ったら、私の居場所を作ってくれるんだって、

そこに、本当に私の居場所があるって、
東京に暮らしながら、好きにならないとって思いながら、
ここを好きになったらいけない気がしていたし、
京都に未練がないといけない気がしていたし、
ここに居場所はいらない、
ここにいるのは恋人いるから、それだけだって、思い込んでいたし、

でも、その3月に会った時に話をしてて、すごくふっきれてしまって。

なーんだ、あの時の京都が保存されている訳じゃないんだ~!って。
皆それぞれの生活があって、私だけが止まっていたんだなぁ、って。
ちょっと情けない気持ちになったりもしました。

京都から東京にやってくる時、
京都が好きになったように、東京も好きになれるはず。
京都の居場所も自分で作ったんだから、
東京でも作れるはず。

って思ってて、それを思い出しました。


なんだろーな、結局、どこにいても私は私だし。
私の居場所はここだ、なんて限定しなくても、
ゆるしてくれる範囲でふらふらしていこうと思います。

私の居場所も増えるし、
私を好きになってくれる人も、
もっとたくさんいるはず。

私は東京に来ることを決めた時、
どう云う結果になろうとも、
負けたって思うことだけはしないでおこうと思った。

これから先、東京に住んでも、
関西に戻ってくることがあるとしても、
実家であろうとも、
何かに負けてそれを選ぶのは嫌だ。

私はこの間まで東京に負けるんじゃないかって思ってたけど、
今、もし東京を去ることになったとしたらば、
また、京都の最後の一ヶ月みたいに、
会いたい人に会いまくって、別れを惜しみまくって、
泣きながら去るんだろうな~って思う。

そんなに愛しい人と街と別れて、
選んだ先には、多分また、いい事が待ってるんだろう。
って、思える。

だって私は京都でも東京でも、そうしてきたんだもんに。

どこに行っても、街と、人との関係を作るのは自分。
それを作るのにちょっとだけ慣れてきた気がする。

長くなったけど、何が書きたいのかわかんなくなってきたぞ。。。

とにかく、東京を好きになれて嬉しいです。
これからも何にも負けずに生きてゆく。